退職代行利用で即日退社!できるだけ迷惑をかけずに穏便にサイレント退職するために
目次
過酷な労働環境や劣悪な職場の人間関係の中で神経をすり減らしながら働いていると、いつか限界を迎えます。
このままでは自分の身も危険だけれど、仕事を辞めることも言い出し辛い…そんな時に便利なサービスが退職代行です。
退職代行は業者が会社との間に入って退職の意思を伝えたり、双方の連絡事項を伝言してくれます。
また、退職代行を使うことで職場にいくことなくその場で即日退社も可能。
依頼さえしてしまえば、あとは退職届等を郵送するだけなので、しつこく引き止めにあったり「辞めたい」と言い出すだけで酷く罵られたりするような職場に勤めている方に特に効果絶大です。
しかし、後先考えずに急に仕事を辞めてしまうと様々な問題が発生します。
問題を残して辞めてしまうと迷惑を被る人が増え、その結果いつまでも社内で悪い評判を流されたりも。
辞めた後とはいえ悪口を言われるのは気分も悪いですし、できれば立つ鳥跡を濁さずさらっと姿を消したいものです。
今回は、「できるだけ迷惑をかけず」「面倒ごとを避けて」「辞めるそぶりを見せずに」仕事を辞めるために、退職代行を依頼する前にすべきことについてまとめてみました。
退職代行で急な退職、どんな問題が発生する?
退職代行を依頼すると、ほとんどのケースはその日のうちに退社となります。
急な退職の場合、後に残される可能性が高い問題はこのようなものが挙げられます。
- 仕事の引き継ぎ
- 途中で終わっている仕事
- 繁忙期の最中の退社
- 私物の回収、レンタル品の返却
- 退職時の挨拶
残った問題が多ければ多いほど、たくさんの人が振り回されてしまいます。
実際退職代行使って急に辞めたら職場にクソ迷惑かかるんだよなw
— 原里 (@blindguardian64) October 11, 2020
退職は少なからず迷惑はかけてしまうものなので仕方ない部分はあるとはいえ、退職代行を頼むほど辞めたくて仕方がなかった会社でもできるだけ迷惑は最小限に押さえたいもの。
また、思い残しがある状態で辞めるよりも「やることはやった」と納得の上会社を去れる方が自分も気持ちがいいですよね。
「仕事を辞めるぞ!」と決心したら、退職代行に実行の依頼を出す前までにどんなことをしておけばよりスッキリと辞められるのか、次項から解説します。
退職にはタイミングも重要!迷惑のかかりにくい時期を選ぼう【理想的なサイレント退社を実現するために】
まず最初に行うのは「退職日の決定」、つまり「この日に退職代行業者に連絡を実行してもらう」という日程を決めておきましょう。
もう今日にでも辞めてしまいたい状況かもしれませんが、事前準備を行うにはある程度の日数が必要です。
退職日の設定はしっかり考えて行う必要があります。
例えば下記のようなタイミングで即日退職をすると会社側に大きな迷惑をかけますので避けるようにしましょう。
- 会社の繁忙期(決算月など)
- 会社をあげた大切なイベントがある日
- 任された仕事のきりが悪い
- 会社の新体制が開始される時期の前後(4月など)
このような時期に辞めることが必ずしも問題なわけではありませんが、穏便なサイレント退社を実現したい方の場合、できるだけ避ける方が無難です。
トータルで見て影響が少なそうな日に退職日を定め、退職代行の実行に向けて動いていきましょう。
引き継ぎ無し!仕事がスムーズに次の人に移行できるよう工夫しよう
退職の事前準備として一番重要かつしっかりと行った方が良いのはもちろん仕事に関わることです。
退職代行を使って即日退社する場合、いわゆる引継ぎ期間がありませんので、その分退職後に周りの人が困らないように最低限の準備をしておくことが必要です。
長い期間が必要な仕事や難しい仕事を受けないようにする
自分が定めた退職予定日以降も続くような仕事や、受けたものの簡単には終わらないような仕事は請け負わないように動きましょう。
きりが悪いタイミングでの退職はとても会社側に負担をかけますし、終わらせてからと考えると退職日を先延ばしにしなければならない可能性が出てきます。
少なくとも予定の日の1週間〜10日前からは仕事の仕方に注意して、何か頼まれそうな時は「他の仕事がある」「今やっている仕事が終わってから」などと理由をつけてうまく断りましょう。
メールは履歴が追えるように必ず関係者をccにいれる
例えば取引先とメールのやり取りをしている時に、宛先が取引先のみになっていると退職後に他の人が履歴を追えない・追えても状況が掴みにくいことになってしまいます。
必ず上司やその仕事に関係がある同僚をccに入れて確認できるようにしておきましょう。
ccに関係者をいれる前のやり取りで共有しておいた方がいいことがあれば、さりげなく「念のため共有事項として転送致します」といった一文をつけてメールを転送しておくと安心です。
特に自分が退職した後に対応が必要になりそうなことや、知っておいてもらわないと困りそうなことは転送の際に【重要】【要確認】のような目を引くタイトルをつけて開封してもらうように工夫をするのも有効です。
引継ぎ事項はまとめて共有フォルダに入れておく
自分のしていた仕事について引き継ぎが必要な内容は、わかりやすくまとめて社内の人が誰でもアクセスできる共有フォルダに入れておきましょう。
何でもかんでもファイルをボンボンと入れるだけで終わりではなく、フォルダ分けやタイトル付けなども見やすく行っておくと親切です。
ファイルの場所は、関係がありそうな人にメールで送ると良いですね。
メールは最終出勤日に送ってしまうとその日に退職がバレてしまいますので、退職当日の朝に送信されるよう設定してから会社を去るようにすれば万全です。
書類や資料は退職前日にデスクにまとめておいておく
データ形式ではない書類や資料の類は、退職日に向けて種類ごとに分けてクリアファイルに入れたり、わかりやすくファイリングしていきます。
そして退職代行の実行日の前日、退勤前にデスクの上に置いておきましょう。
引継ぎ事項のファイル作りと同じで、種類や順番をぐちゃぐちゃにおいておくと重要書類の紛失や間違ってシュレッダーにかけてしまうというトラブルにも繋がりかねませんので、誰が見てもわかるように工夫します。
どうせ辞めるのに面倒臭いと思われるかもしれませんが、引継ぎ資料がわかりやすいかどうかで残された会社側の人たちの心象も大きく変わります。
私物やレンタル品の回収・返却忘れには注意!
会社のデスクに置いてある私物は退職前日に必ず回収しておきましょう。
後から忘れ物に気づくと、せっかく退職代行を頼んで辞めたのに会社の人に連絡して送ってもらったり、取りにいくという手間が発生してしまいます。
使うか使わないかはまだ決めていないが退職代行の利用が視野に入ったので今日は職場に置いていた私物を全て持ち帰った 明日は家にある会社のものを全部持っていく予定だ いつでも飛べる準備をしておけ
— 27 (@mskdust) October 29, 2020
また、会社からのレンタル品や支給品についても同様です。
返却を忘れると会社から何度も連絡が来ますし、セキュリティカードやパソコンといったものを返さずに持っていると大きなトラブルにもなります。
- 社員証やカードキー
- ビルのセキュリティカード
- パソコン
- 保険証
- 制服
このようなものの返し忘れにはくれぐれも注意してください。
万が一退職前日に返却を忘れてしまった場合は退職代行業者に伝言を頼む事もできます。
退社した後の返却物の対応に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので合わせて読んでみてください。
退職代行を利用後に返却物の対応方法は郵送でOK【保険証・社員証・制服・備品等】
無理をしてまでの手回しは不要!対策は自分ができる範囲内で
ここまで、できるだけ会社に迷惑をかけずにさりげなく退職する方法について解説してきました。
ちょっとした気遣いで、退社後の仕事のしやすさや面倒な手数の省略に繋がります。
それだけでも随分と会社の人からの印象は変わりますので、多少面倒でもやっておくと安心です。
しかし、その事前準備のために多大な時間をさいたり、間に合わないからと退職時期を先延ばしにするほど頑張る必要はありません。
事前準備を行うために辛い仕事に行き続け、結局退職代行を依頼する前に体を壊してしまっては元も子もないからです。
できる限りのことはしておくと自分も後腐れなくすっきりとした気分で辞められるのでおすすめですが、くれぐれも度を越した気遣いはしないようにしましょう。
できる限り迷惑がかからないように工夫したという姿勢が見えるだけでも、全く何もせず急に辞める人とは大きく異なります。
退職日まで、自分が無理なくできる範囲で準備を進めましょう。
まとめ:退職を決心したらやるべきことをリストアップ!事前準備で穏便&スッキリ即日退社しよう
会社の人を振り回すことなく、さらっと退職するには事前準備が大切です。
退職代行を利用すると、即日退社になりますので退職日までに粛々と準備を進めましょう。
漏れがないよう、やるべきことはリストアップして進捗チェックしながら進めると安心です。
どんなに嫌な会社でも、急に辞めるというのはどうしても心苦しいもの。
ですが、本記事で解説したようなポイントをクリアして辞めれば、「できることはやった」という気持ちで会社を去れます。
人知れず退職までの土台を作り、仕上げは退職代行を使ってすっきり&穏便に仕事を辞めましょう。